ブログ運営を続けていると、記事のネタ切れ問題にぶつかるかもしれない。毎日のように面白いことがあるわけではないし、ストックにも限界がある。これはいけそうだと記事にしてみたら、わざわざ書くほどでもなかった、ということもあるだろう。

いろいろなブログ論やノウハウを学んでいくと、「こんなことを書いてもよいのか」という悩みが出てくることもあるはずだ。やがて、「書きたいけど書けない」というプレッシャーを感じてブログがつまらなくなってくる。

本記事では、効率的にネタを探す方法と、どうしてもネタが見つからないときにやれることを紹介している。壁にぶつかったときの参考にしてほしい。

ブログのネタを探す8つの方法

今すぐ実践できるネタ探しの方法を見ていこう。

(1)ありふれた日常を切り取ってみる

個人の雑記ブログ・日記ブログは、自身の体験がネタの中心になってくる。しかし、ルーチンワークをこなしているだけだとすぐネタが切れてしまう。

「これはブログネタになるのではないか」という視点を常にもつようにしよう。お笑い芸人や YouTuber も、毎日波乱万丈の人生を過ごしているわけではなく、常にアンテナを張り巡らしてネタを探し出している。

あなたが日々の生活で当たり前に実践していることは、ほかのだれかにとっては新鮮な情報かもしれない。以下のようなネタがすぐ近くに転がっていないだろうか。

  • 通勤時に使っているイヤホン
  • 革靴の選び方
  • 飛行機の乗り方
  • いつも使っているスマホアプリ

「今さら説明するまでもないだろう」「ほかの人が書いているから自分がわざわざ書かなくてもいいや」と思う必要はない。ありふれた日常を切り取れば、そのままネタになる。

日記ブログの運営方法は以下の記事で詳細に解説しているので、参考にしてほしい。

日記ブログで稼ぐコツとサブブログとしての活用方法

(2)ニュース記事を眺めてみる

Yahoo! JAPAN などのポータルサイトをざっと見てまわったり、スマホ用のニュースアプリや Google Discover をチェックするのはネタ探しの王道と言えるだろう。

情報を選択する現代において、あらゆる題材を扱ったブログより、何らかのテーマに特化したブログのほうが需要は高い。時事ネタを扱うにしても、ジャンルを絞って固定しよう。「ここを見ておけば○○のことはだいたいわかる」と認知されれば、ユーザーは繰り返し訪れてくれる。

SEO に関するニュースなら「海外 SEO 情報ブログ」を見ておけばわかる、という具合だ。

ニュースをネタにするときは、転載と引用の違いに気をつけてほしい。ニュース記事の一部を紹介し、そこに一言だけ付け加えるのは引用にはあたらない。引用として認められるには、以下の要件を満たす必要がある。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)

著作物が自由に使える場合 | 文化庁

主従関係の明確な規定はないものの、オリジナルの部分が 8 割もあれば十分だと思われる。

(3)いつもと違うブログを読んでみる

いつも欠かさず読んでいるブログ・サイトがあるだろうか。もしそうなら、たまには違うジャンルのブログも読んでみよう。

明確な目的がない状態でブログを探すなら、検索サイトは向いていない。人気ブログランキングブログ村 などを活用するのがおすすめだ。

魅力的な記事を見つけたら、それをもとに自分なりの意見を記事にできるかもしれないし、そこに書かれていることを自分なりに検証して記事にすることもできる。当サイトでは、ブログの更新頻度について書いた記事がそれにあたる。

ブログは毎日書くべき?質と量のバランスを考えた最適な更新頻度とは

すべての記事をチェックする時間がないときは、サイドバーなどに載せられている人気記事を中心に読んでみよう。人気記事を掲載していないサイトでも、Ubersuggest などのツールを使うと、そのサイトが検索からアクセスを集めているページが見つかる。

記事ネタをパクるのではなく、新たな刺激を得るため、と考えてほしい。「有名ブログではないから記事を盗用しても大丈夫(バレない)」と考えてしまう方は、実のところ少なくない。違法行為である上、いつかバレてしまうので絶対にやめよう。

(4)SNSで交流してみる

SNS はネタの宝庫だ。とくに Twitter にはふとした疑問がよく投げかけられている。自分の得意分野であれば、その疑問に対して深く掘り下げたアンサー記事が書けるだろう。

たとえば「#ブログ初心者 教えて」と検索すれば、ブログ運営に関する疑問がたくさん出てくる。一言で回答できるものならそのまま返信すればよいが、順を追って説明しなければ伝わらないものに対しては記事で回答してみてほしい。

Twitter で質問しているということは、検索サイトでは回答が見つからなかったか、どうやって検索すれば答えにたどり着けるかわからなかった、という可能性が高い。深掘りすれば競合サイトを圧倒する記事になるかもしれないし、新たなキーワードが見つかるかもしれない、ということだ。

いち早く回答を記事にできれば、検索上位を獲得するのはそれほど難しくないだろう。

ただ探すだけではなく、SNS で積極的に交流していけば、ネタが見つかるだけではなくフォロワー増にもつなげられる。検索サイトからも SNS からもアクセス数が増えていくのを実感するはずだ。

(5)Q&Aサイトをまわってみる

「Q & A サイト」もまたネタの宝庫となっている。

検索キーワードだけではユーザーの意図を的確に捉えるのは難しいが、Q & A サイトは悩みや疑問が文章で具体的に書かれているのでわかりやすい。また、具体的なユーザー像が見えているため、「たった一人に満足してもらう」クオリティの高い記事を書くのにも向いている。

特定のユーザーへ回答する記事では検索評価が上がりづらいのではないか、と考えるかもしれない。しかしそれはまったくの逆で、個人ブログはトピックもユーザー像も限界まで絞りきったほうがよい。たとえボリュームの少ないキーワードでも、検索上位に入る記事を増やしてくほうがよいからだ。

高品質コンテンツに関しては、以下の記事で詳しく取り上げている。

高品質コンテンツとは?ブログ初心者が意識すべきポイント

(6)過去記事を読み返してみる

記事ネタはあなたのブログに埋もれているかもしれない。この機会に過去記事を読み返してみよう。

「この点は改めて記事にします」「続きは別記事で書きます」と書いたままにしていないだろうか。熱烈なファンでないかぎり、その続きを読みたくて再訪問してくれることはほとんどない。ユーザーの満足度を高めるためにも、ぜひ関連記事・続編記事を書いてほしい。

また、その記事を書いたときから見れば、今のあなたは経験を積んでレベルアップしているはずだ。新たな記事を追加するだけではなく、その記事を再編集(リライト)してさらに磨きをかけることもできるだろう。

一度書いた記事をそのままにしておくのではなく、何度も書き直してより良い情報を提供できるよう努めてほしい。ブラッシュアップできるのが書籍と違うブログの利点だ。

ブログの過去記事をリライト・修正する18のポイント

(7)アクセス解析をチェックしてみる

過去記事がたくさんあり、読み返すのが大変なときはアクセス解析をチェックしてみよう。アクセス解析はただ PV を記録して一喜一憂するものではない

まずは、Google アナリティクスや Search Console で、アクセスの多いページ・検索流入の多いページを探してみる。もしそのページがどこにもリンクしていないのであれば、既存の記事や新記事にリンクしていけば、ブログ全体の検索評価アップにつながる。前述のとおり、リライトするのもおすすめだ。

次は、逆にまったく読まれていないページを探してみる。品質が低いと感じるなら積極的にリライトするか、一から書き直して新記事として再公開すると蘇るかもしれない。その記事に対して、別の記事からリンクしているかもチェックしておこう。

さらに、Search Console のデータが蓄積されているなら、想定外のキーワードで流入がないか調べてほしい。そのキーワードが新記事のネタになることも多々ある。

(8)まとめ記事を作ってみる

今まで書いてきた記事がリンクでつながっておらず孤立しているなら、各記事を紹介するまとめ記事を書くのも有効だ。このとき、まとめ記事のキーワードは既存記事を包括するものとなる。

たとえば、WordPress プラグインの記事が多数あるなら、まとめ記事では「WordPress プラグイン おすすめ」がキーワードになるだろう。

記事狙うキーワード
各プラグインの記事「プラグイン名+使い方」など
まとめ記事(新記事)「WordPress プラグイン おすすめ」など

特定のキーワードを狙うという具体的なイメージがなかったのであれば、どの記事でどのキーワードを狙うのか、この機会に整理するとよい。「1 記事 1 キーワード」で考え、キーワードが重複していないかチェックしてみてほしい。

極端な例をあげると、プラグイン全記事で「おすすめの WordPress プラグイン」というキーワードを狙っても効果は薄い。もし以下のような記事タイトルが並んでいるなら、修正をおすすめする。

  • おすすめの WordPress プラグイン「Yoast SEO」
  • おすすめの WordPress プラグイン「Akismet」
  • おすすめの WordPress プラグイン「Classic Widgets」

ブログネタが思い浮かばないときにやれる4つのこと

どうしてもネタが出てこないときや、記事を書く気力がない日もあるだろう。そんなときは次の 4 つを試してみてほしい。

  • インプット量を増やす
  • 過去記事の編集に集中する
  • デザイン変更や機能追加を試してみる
  • いったんブログから離れる

インプット量を増やす

ネタが尽きてしまうのは、端的に言えばインプットよりアウトプットの量が多いからだ。他には、冒頭で触れたように「考えすぎ」という場合もあるだろう。

いずれの場合も、インプット量を増やせばほとんどは解決する。もし解決しないとしたら、ブログ運営に向いていないのかもしれない。他人より劣っているということではなく、単に向いていないだけだ。

まずは「積ん読」状態になっている本を読んだり、新しい体験を得るために出かけてみたり、インプット量を増やしてみてほしい。ブログ熱が上昇してきて今すぐ書きたいとなったら、その勢いのまま手を動かそう。

過去記事の編集に集中する

先にも過去記事編集(リライト)について触れたとおり、ブログは新記事だけが重要ではない。

気合を入れて書いたのに日の目を見なかった記事があるなら、本文の書き直しやタイトル・見出しの修正など、できるところから手を付けていこう。

その過程で、アクセス解析の使い方を学べたり、リダイレクトなど技術的な面で成長できる。過去記事の編集はユーザーにも運営者にもメリットがあるのだ。もしブログの趣旨に沿っているなら、そうしたブログ運営の体験を記事にするとよいだろう。

デザイン変更や機能追加を試してみる

リアルな生活において、部屋の模様替えをしたら気分が変わって作業に集中できるようになった経験はないだろうか。

ブログでは、デザインの変更や新たな機能の追加など、記事執筆以外の楽しみ方もある。気分転換を兼ねてデザインを変更すれば、もっと読みやすいブログになるかもしれない。機能を追加すれば、今までより執筆スピードが上がるかもしれない。

新たな刺激を得ることで、記事を書く意欲もわいてくるはずだ。毎日欠かさず記事を公開する必要などないのだから、書けなくて悩んでいる時間を別の作業に当ててみよう。

いったんブログから離れる

自分の知らないうちに、ブログ運営がストレスになっていることもある。そんなときは、ブログから離れてゆっくり寝たほうがよいだろう。

あなたはなぜブログを始めたのだろうか。お金を得るため、発信することが好きだから、だれかに必要とされたいから。理由は人それぞれだ。もしかしたら、それはブログ以外でも達成できることかもしれない。

YouTube 動画にチャレンジするのもよいし、せどりや物販などブログと離れた副業にトライするのもよいと思う。それでもやっぱりブログが好き、というのであればまた更新を再開すればよいのだ。

楽しくないブログを続けたところで何の意味もなく、ユーザーにも響かない。「日々の生活」と「ブログ」、その双方がお互いに良い影響を与え合うのが理想であり、もし悪い影響が目立つならいったん離れてみよう。

「ブログが書けない」「ブログに書くことがない」原因と解決策

ブログネタ探しに関する Q&A

Q
ブログって何を書けばいいの?
A

公序良俗に反するものでなければ何を書いてもよい。具体的な禁止事項はブログサービスやレンタルサーバーの規約を読んでほしい。

別の角度から言えば、「運営者の目的を達成するもの」かつ「ユーザーが求めているもの」が書かれているブログが理想だ。

Q
会社(企業・店舗)ブログは何を書けばいい?
A

会社のブログは、ただアクセス数を伸ばすことを目的とするのではなく、何のために記事を書いているか / だれに読んでほしいかをスタッフ全員で共有するとよい。

  • イメージアップにつながる内容
  • プロだからこそ教えられるもの
  • ふだん見せていない裏側
Q
主婦ブログ・子育てブログは何を書けばいい?
A

日々の悩みや出来事がそのままネタになる。「困っていたけど、解決した方法」を共有しよう。その解決方法が商品やサービスであればアフィリエイト収入につながる。

ただし、健康関連・美容関連は YMYL に該当し、個人ブログが検索上位に入ることは難しい。ユーザーに対する責任が発生することを忘れないようにすべき。

さいごに

ブログの更新が 1 日遅れたら取り返しのつかない事態になる、ということはない。アクセス数が落ちたらどうしよう、収益が下がったらどうしよう、と心配になるかもしれないが、つまらない記事を量産するより質の高い記事を書くほうが結果的にプラスになる。

無理やりネタを探して何とかしようと思うのではなく、インプット量を増やすことに専念して、熱量が上がってきたらまた楽しく記事を書いていこう。